去年のクリスマスにサンタさんがくれた冷凍庫が、先月やっと届き、私のゼロウェイスト生活が加速中。とにかく、なんでも冷凍しちゃいます。どんなものを冷凍するかというと、
1)オーガニック野菜のヘタ
野菜の端っこの食べない部分は、ジップロックにどんどん溜めて冷凍。ジップロックがいっぱいになったら、鳥の手羽や骨つきモモ肉と一緒にSlow cookerにいれて半日くらいグツグツ。(New Seasons Marketなどでは、オーガニック牛肉の骨を分けてくれるという噂も)これで美味しいチキンブロスが取れます。熱を冷ましたブロスは瓶にいれて蓋をしないで冷凍し、固まってから蓋をして冷凍保存。じゃないと膨張して瓶がわれて悲劇に。あと、蓋に「チキンブロス」と書いておかないと、後に謎の物体に。食べきれない野菜も冷凍して、ブロスに使うとゼロウェイスト。
【チキンブロスのレシピ】
野菜クズではないチキンブロスの作り方。これをガイドラインにして野菜クズの種類のバランスや、野菜クズにプラスしたりして調節してくださいね。
材料
フライヤーチキン1羽(若鶏のチキン。お肉より骨の部分が多いのでよい出汁が出ます)
人参8本
セロリ6本
スッキーニ4本
ニンニク6カケ
生姜1インチ(みじん切り)
玉ねぎ4個
リンゴ酢(Apple cider vinegar)1TBS
塩(Sea salt) 1TBS
鍋に全部入れて煮立てる。煮立ったら弱火にして12~24時間煮る。火を止めて、鶏肉を骨から外し、骨を捨て、鶏肉は鍋に戻す。パセリ、シラントロを追加して一煮立ちして出来上がり。
2)鶏肉の骨
ローストチキンの骨の残りも冷凍。1)の野菜と一緒にチキンブロスに。エビやカニの殻も冷凍しておいて、オーブンで焼いて臭みをとってからブロスにするとよいらしいですが、ただ今苦戦中。成功したら、お知らせしますね。
3)昆布かつお出汁と出し殻
使い切らなかった昆布かつお出汁も、チキンブロス同様、瓶に入れて保存しちゃいます。出し殻の昆布と鰹は、ジップロックに溜めておいて、ある程度溜まったら、細く切って麺つゆと山椒で佃煮に。
4)娘が残したパスタや麺、ご飯
残り物をもったいないと食べちゃうとお腹のマフィントップになっちゃうので、一口食べきりサイズにラップして冷凍しちゃいます。冷凍パスタをお湯で戻して、イワシ缶とCaperでシチリア風パスタにすると時短な上、至極の美味。
5)お弁当でもどってきちゃったミニトマト
ジップロックに集めておいて、まとめてオーブンでローストトマト。小瓶に小分けにして冷凍しておくと使いやすいですよ。熟しすぎたトマトも同じように冷凍&オーブンロースト。パスタのトマトソースにしてもよし、ピザにのせてもよし、カレー粉でカレーにしてもよし。お料理がワンランクアップします。
【ローストトマトのレシピ】
オーブン用のバットに冷凍トマトを重ならないように入れて、バージンオリーブ油をたっぷりかけます。トマトが2~3ミリ浸かった感じ。包丁の側面で潰したガーリックを4カケくらい、ローズマリーの枝を1本(入れすぎると香りがしつこくなるので気をつけて)とbay leaf(ローリエの葉)を2、3枚。バジルやオレガノなどお好みのハーブで代用しても、両方入れてもOK。トマトの量によりますが、塩小さじ一杯くらいをパラパラして、350Fのオーブンでローストすること1時間ほど。煮詰まったら出来上がり。
7)食べ切れなかったツナ缶やイワシ缶
小瓶にいれて冷凍して、4)のご飯でお雑炊にしてもよし。5)のローストトマトとまぜてツナトマトスパゲティーにすると、まるでプロの味。
8)豆腐
お友達に教えてもらって、あらびっくり。賞味期限ぎりぎり!っていう時は冷凍してしまいます。解凍すると、高野豆腐と豆腐の中間くらいに食感になります。解凍して豆腐としても食べられますが、挽肉の代用品として、いろんなレシピに挑戦したい!
9)生姜
何にでも生姜を入れる生姜好きな私にとって、生姜はキッチンカウンターの常備品。しかし、しばらくすると乾燥してカラカラになっていたり、カビていたり。そんな体験されていませんか。そこでおすすめな生姜保存法が、輪切りにしてアルミホイルに包んで冷凍。これだけでもよいのですが、私はさらにフードプロセッサーで粉々にして、まだ冷凍感がある間にジップロックに平らに寝かせて冷凍します。必要な時にポリッと割って使えるのでメチャクチャ便利。
なぜ冷凍するかというと、生姜の繊維が冷凍によって壊れやすくなるので、フードプロセッサーが生姜を木端微塵にしてくれるのです。そう、「生姜をする」という苦行よ、さようなら。アルミホイルも毎回捨てずに、次の輪切り生姜の冷凍に使えば、さらにゼロウェイスト。
10)大葉
一番好きなハーブは?と聞かれたら、迷わずシソ。もちろん、毎年育てていますが、いかんせん、シソは夏だけの短命なハーブ。なんとか、この至福な香りを通年楽しむ方法はないものかと苦戦してきました。ニンニク醤油漬け、オイル漬け、塩漬け、天日干し、、、そして、たどり着いた結論は、そのまま冷凍。さっと洗って水気をふいて、ジップロックにいれて冷凍庫へ。この一番ズボラな方法が、実は一番シソの香りを保存できます。葉っぱはパラパラになっちゃいますが、エビシソ餃子にもよし、シソ味噌生姜にもよし。さまざまなレシピに応用可能。
美味しいものを、いかに年中、しかも時短で、手間かけずに楽しめるか、に余念のない食いしん坊な私。今年の夏はイチゴやラズベリーも冷凍したい。秋にはイクラも冷凍したい。なんでも冷凍、ゼロウェイスト実験プロジェクトはしばらく続きそうです。